【社会学者・宮台真司氏が公共の電波で語る「性教育」にまっとうな返し 「昔話はほどほどに」】

【社会学者・宮台真司氏が公共の電波で語る「性教育」にまっとうな返し 「昔話はほどほどに」】
https://dot.asahi.com/dot/2022042700001.html?page=1
(AERAdot. より)

北原みのりさんの連載のお話です。

この中で、私がかなり「うなずいた」のは、最後の方にあった

>ちなみに宮台氏が言うには、日本の性愛がダメになったのは、セックスに不安を与え脅す保守派と、セックスを被害と加害の図式で捉える#MeTooのせいだそうです。

ううむ、読みが深い。
「セックスを被害と加害の図式で捉える#MeToo」
という表現は、かなりの確率で誤解されそうですが、あながち誤った言い方ではないぞ、けっこう的を射たお言葉のような気がします。

「性的同意」
私もこのことを性教育で強く主張していますが、明確に「YES」が得られないで行なう性的行為は、性暴力になる可能性がある・・・と、教えています。
今の日本、現実的に、明確に性的同意が得られてから性的行為を始める人たちは、どのくらいいるのでしょうね?
おそらく、まだそれほど多くはないような気がします。

この「性的同意が得られていない性的行為」は、「被害と加害の図式」としてとらえられる可能性があります。
言葉で明確に同意を取ることの得意でない日本社会、この「性的同意」が、『善良な』日本人のセックスに対するハードルを、一気に高めているような気がします。

・・・と言うことだけを私が言いたいわけではなく、この記事の最後に書かれている
https://dot.asahi.com/dot/2022042700001.html?page=4

>セックスは、言葉で同意を確認しながら、権力の乱用が起こりえない安全な状況で、安心した気持ちで、本当に自分がしたいと思えることを、お互いの意思を確認しながらするとすごく気持ちいいのではないでしょうか

これに最も強く共感するのであります。

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