【最後の講義「上野千鶴子」】
NHK放映番組「最後の講義」
NHKで3月27日に放送された番組を録画視聴しました。
上野千鶴子さんの、過去の「最後の講義」ではなく、コロナ後に新たに収録されたものです。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2021112917SA000/
この中で私の印象に残った箇所は
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(パートナーに)愛されるということは、大事にされること。
大事にされるということは、リスペクトされるということ。
結婚では、自分をリスペクトしない男は選ばないこと。
男性も、リスペクトできる女を選ぶこと。
(男が言うところの)「かわいい女」とは、御しやすい、扱いやすい、コントロールしやすい女、ということで、リスペクトのかけらもない。
そういう男に選ばれて嬉しいか?
そういう女を選んで嬉しいか?
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この2か所です。
デートDVや、DVに陥るカップルや夫婦は、この「リスペクト」が無いに違いない。
男が、コントロールできる「かわいい女」を相手にして支配しようとすることで、DVが生まれるのだと思います。
「かわいい女」になりたいのか?
「リスペクトされる女」になりたいのか?
「かわいい女」を選ぶのか?
「リスペクトされる女」を選ぶのか?
このあたりの考え方って、極めて重要だと思います。
追記
男性が女性を一方的に選ぶものではありません。
男性も、女性に「リスペクトされる」ことが大切なのは同じですね。
さらに、「男性」「女性」と二分して考えること自体「多様な性」に反していますが、ここでは便宜上二分して書きました。